ショッピングモールから出れない。2
前の更新から3ヶ月 経っていますね。
お恥ずかしながら、まったく更新できず。
すいません、夏が終わって秋が来ました。
お久しぶりです!Y Pub&Hostelのなかがわです。
3ヶ月、色んな機会を頂き県外に出張したり
Yでは「金太郎夜市」というナイトマーケットも9月から月1回 開催しています。
さて、わたしは時間感覚が弱く過去やこれからの記憶によくワープしては今日の日付を間違えます。
今回は前のにっきの続き、7月に戻って鳥取からもアクセスの良い大阪に行った時の話。
もうとにかく暑かった。おおきな太陽とアスファルトから
跳ね返ってくる熱のおかげで街がトースターのようで。
そうなると、食欲は湧かないものですが
カレーか麺なら食べたいとなるのが夏っぽい。
時間はちょうどお昼休み、スーツ姿の会社員の方達と並んで
ご飯を目指してスタスタ歩いた。
大阪天満宮近くのガネーシュNにて、あいがけのカレーをお腹いっぱい食べて
中津駅に移動、次の目的地は駅からそんなに遠くないはずだけれど
建物の陰で立ち止まっては重いバックパックを置いてひと休憩。
やっとたどり着いた先は、日本のチャイ文化の先駆けとなったカフェ「カンテ•グランデ」の中津本店。
緑が溢れる庭の階段を降りると、地下にお店がある。
ちょうどランチタイムのピークも過ぎて静かな店内で、大きな窓の向こうに緑を見ながら
冷たいチャイを飲んで、外の暑さを忘れた。
ちょうどカンテに34年 勤務した神原さんが書いた本、「チャイの旅」を読んだところで
もう神原さんはいないのだけど、頭の中に文章が流れる。
改めて接客や飲食という仕事に対して、頑張ろうと思える本だった。
そんな余韻にひたりつつも、重い腰を上げて駅に戻るために外に出た。
行きとは違う道で、歩いていると
「服と雑貨 ウメ」というお店にふらっと入る事になり
店主の方がセレクトした、洋服や革細工、真鍮のアクセサリーが並ぶ店内で
どうやら中津にはたくさんのお店があるという事を教えて頂いた。
大阪に住んでいた頃は数えるほどしか、降りたことがない中津駅 周辺には
素敵なモノや、美味しいお店がたくさんあった。
次に路地に入ってさらに、路地を曲がったところにある
「itoocasi」という洋服のセレクトショップへ
ここでも店主の方と喋り、これは何の柄なのか、素材や技法、デザインのポイントなど色々と丁寧に教えてもらう。
気づけば夕方で帰る時間になり、中津にさよならを言って
電車でまた移動している最中
今日 人とたくさん喋って、色んなもののルーツや作っている人を知れたのは
鳥取に移り住んでからの日々のお陰だろうなぁと考える。
山、海も近くて、水も美味しくて、ご飯屋も居酒屋もたくさん。
色んな手仕事によって生まれた物をたくさん見て、実際に作り手さんと喋る機会も多く、現場にお邪魔して見学する事もできる。
手仕事ももちろん、工業製品も形や色には意味があって
聞いたら教えてもらえるという、豊かな場所。
そこで日々 過ごしていると、都会でたくさんの情報と物に囲まれても
楽しめる力をもらったのだなと大阪で気づきました。
と言ってもわたしにとって、始まりが鳥取だっただけで
まだまだ素敵な場所は全国にたくさんあるなぁとYで、日々 旅人と喋りながら感じています。
あぁやっとショッピングモールから出る事ができた。
おわり。
なかがわ かおる
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